借金相談は法テラスで解決しよう|無料相談の受け方・申し込み方法・債務整理の選び方を完全ガイド

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借金相談は法テラスで解決しよう|無料相談の受け方・申し込み方法・債務整理の選び方を完全ガイド

破産宣告相談弁護士

この記事を読むことで分かるメリットと結論

最初に結論を言います。借金の悩みを一人で抱え込む必要はありません。法テラス(日本司法支援センター)を使えば、無料相談の対象かどうかがわかり、必要書類を揃えて予約すれば具体的な債務整理の方針(任意整理・個人再生・自己破産)や費用感、今後の手順が手に入ります。本記事を読むと、法テラスの申し込み方法、窓口(例:法テラス東京本部、法テラス大阪支所)やオンライン相談の使い分け、債務整理ごとの向き不向きまで、実例と私の体験談を交えて分かりやすく理解できます。



1. 借金相談の基礎と法テラスの役割 — 「法テラスって何ができるの?」をやさしく解説

法テラス(日本司法支援センター)は、困ったときに法律の専門家につなげる公的な相談窓口です。正式には「日本司法支援センター」といい、民事法律扶助(裁判や法律相談に関する公的支援)を提供します。借金問題では「まず相談して今の状況を整理する」「債務整理の選択肢を教えてもらう」「支援が受けられるかの審査を受ける」という流れが基本です。

借金相談の目的は大きく分けて2つ。1つは「今の返済がどれだけ厳しいかを整理して、即実行できる対策(返済計画の見直しや一時的な支払い猶予など)を探す」こと。もう1つは「法的な手段(任意整理・個人再生・自己破産など)について、メリットとリスクを比較して方針を決める」ことです。法テラスでは弁護士や司法書士への無料相談が可能で、条件を満たすと弁護士費用等の立て替えや分割支援も受けられます(給付の審査あり)。

法テラスを使うメリットは「費用面でのハードルが下がる」「初心者でも手続きの方向性が明確になる」「地域の窓口で直接相談できること」。限界は「全ての人が完全に無料で手続きを済ませられるわけではない」「専門家を選べる自由や代理人の細かい調整は制限される面がある」ことです。法テラスで扱う案件は借金関係で多く、任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求などが中心です。具体的な窓口例としては法テラス東京本部、法テラス大阪支所などがあり、地域ごとの窓口で面談予約から相談が始まります。

(補足:民事法律扶助や法テラスの支援内容・対象基準は公式の基準に基づいて運用されています。詳細な収入基準や申請書類は後述します。)

1-1. 法テラスとは?日本司法支援センターとしての役割

法テラスは、国(一般財団法人日本司法支援センター)が運営する公的機関で、法律で解決が必要な市民に対してアクセスを提供することを目的としています。主な活動は無料相談、民事法律扶助(弁護士費用立替えや手続き支援)、情報提供、地域窓口運営です。借金問題では「無料初回相談で状況を整理 → 必要なら弁護士・司法書士につなぐ → 経済的に困窮していれば費用援助を申請」という流れが典型的です。

ここで押さえたいポイントは「法テラス自体が裁判所ではない」「法的アドバイスは専門家(弁護士・司法書士)が行う」「支援には収入・資産の基準がある」ということ。つまり、法テラスは窓口と支援制度の管理者で、実際の手続きは紹介された弁護士・司法書士と一緒に進めます。

1-2. 借金相談の目的と法的支援の範囲

借金相談の目的は、短期的な返済困難への対処と長期的な生活再建の設計です。短期的には債権者への返済猶予交渉や、月々の生活費を確保するための暫定プランが重要です。法的支援の範囲には以下が含まれます。
- 法的手段の検討:任意整理、個人再生(民事再生)、自己破産のメリット・デメリット説明
- 書類作成支援:手続きに必要な申立書や債権者リスト作成のアドバイス
- 弁護士費用の援助:収入基準を満たす場合、費用の立替や分割支払の援助を受けられる可能性
- 裁判所手続きとの連携:必要に応じて裁判所提出書類や手続きの案内

ただし、税金や社会保険料の滞納、犯罪にかかわる債務など、対応が限定的なケースもあります。事前に相談して「自分のケースはどの範囲に入るか」を確認しましょう。

1-3. 法テラスを使うメリットと限界

メリットをもう少し具体的に整理します。
- 費用面での安心感:初回相談は無料、要件を満たすと弁護士費用の立替などが受けられる
- 専門家につながる安心感:初めてでも弁護士・司法書士に相談できる
- 地域密着:法テラス東京本部や法テラス大阪支所など、地域の窓口で直接相談できる
- フォローがある:書類作成や手続きの一部を支援してもらえる

限界は以下です。
- 収入・資産の制約で支援を受けられない場合がある
- すぐに債務がゼロになるわけではない(特に任意整理は債権者との交渉で決まる)
- 弁護士や司法書士の選択肢は紹介ベースで、細かい条件交渉は難しいことがある

自分のケースが該当するかは実際に相談して「収入証明」等の審査を受けるのが早道です。

1-4. 法テラスで扱われる案件の種類(任意整理・自己破産・個人再生など)

法テラスで扱う主な借金関連の案件は次の通りです。
- 任意整理:弁護士や司法書士が債権者と交渉して利息カットや分割交渉を行う。財産を残しやすく、比較的短期間で和解できることが多い。
- 個人再生(民事再生):住宅ローン特則を使って住宅を残しつつ、借金を大幅に減額できる。一定の要件(継続的収入など)が必要。
- 自己破産:債務の免責を受けられるが、一定の財産は処分される可能性がある。職業制限や信用情報への影響がある。
- 過払い金請求:過去の過払い利息があれば取り戻せる可能性がある(ただし時効など注意)。

これらは法的な要件と手続きが異なるため、初回相談で自分に向く案を優先的に検討します。法テラスでは、それぞれの手続きに必要な書類の整理や提出方法の説明も受けられます。

1-5. 地域窓口の実例と利用の流れ(例:法テラス東京本部、法テラス大阪支所)

実際の利用例をイメージしやすく説明します。例えば東京都内なら「法テラス東京本部」の窓口で面談予約を取り、指定日時に来所。窓口で状況をヒアリングされ、必要書類(本人確認書類、収入証明、借入明細のメモなど)を提示します。その後、窓口の担当が初回相談を設定し、弁護士や司法書士との面談に進みます。大阪付近なら「法テラス大阪支所」が同様の流れです。

窓口の利用は「予約 → 初回相談(無料)→ 支援の審査 → 専門家の紹介・手続き開始」という順序が一般的。面談の後は、必要な書類リストや次にやるべきことを明確に示してくれるので、安心して進められます。

2. 法テラスの利用手順と必要な準備 — 「申し込み方法」「予約電話」「オンライン」まで丸わかり

ここからは実務的な手順です。初めて法テラスを使う人向けに、予約から面談、相談後の選択肢まで順を追って説明します。ポイントは「事前準備をしっかりやること」。それだけで初回の面談がスムーズになり、具体的な解決策に早くたどり着けます。

(以下、各小見出しで500字以上ずつ説明します)

2-1. 無料相談の対象と条件

法テラスの無料相談は「すべての人が無条件で受けられる」わけではありません。原則として「経済的に困窮している人」が対象で、収入や資産の審査があります。ただし初回の電話相談や案内自体は幅広く受け付けており、まずは窓口や電話で問い合わせるのがよいです。無料相談の対象になるかは、相談内容(借金の種類や金額)、家族構成、収入、資産状況などを基に判断されます。例えば、定職につかず無収入の人や、年金暮らしで家計ぎりぎりの人は支援対象になりやすい一方、比較的高収入で資産がある場合は支援対象外となることがあります。

無料相談でよく確認される点は次の通りです。
- 収入(月収・年収)
- 家族構成(扶養すべき人数)
- 保有資産(預金・不動産)
- 借入先(カード会社、消費者金融、ヤミ金かどうか)
- 支払いの滞納状況や現在の返済額

事前にこれらをメモしておくとスムーズです。窓口や電話で質問され、該当する場合は初回相談が無料で設定されます。無料相談の範囲は自治体やケースによって若干異なるため、疑問があれば窓口で直接確認してください。

2-2. 予約方法(公式サイトと電話の使い分け)

予約は主に2通り:公式サイトの予約フォームと電話予約です。忙しい場合や土日を活用したい場合はオンライン予約が便利。電話は緊急性が高い場合や、オンラインでの入力が難しい人向けです。実際の流れは次のようになります。

- 公式サイト:法テラスの公式ページから地域窓口を選択し、面談予約フォームを入力。希望日時や相談内容、本人情報を記入して送信すると窓口から折り返し連絡が来ます。
- 電話:法テラスの相談ダイヤルに電話し、オペレーターに事情を説明して予約を取ります。電話では緊急性や収入状況の簡単なヒアリングがあることが多いです。

私のおすすめは「まず電話で簡単に状況を伝え、予約日時を決め、必要書類を聞く」→「サイトで正式な申込をする」こと。これで時間の無駄が減ります。特に法テラス東京本部や法テラス大阪支所のような大きな窓口は予約枠が埋まりやすいので、早めに行動しましょう。

(実務ポイント:窓口によっては当日枠やキャンセル待ちが活用できるので、諦めずに問い合わせてみてください。)

2-3. 必要書類と事前準備リスト

無料相談に行く前に用意すべき資料は多くのケースで共通しています。用意しておくと話が早く進みます。
- 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど
- 収入証明:給与明細(直近数か月)や年金証書、確定申告書の写し
- 借入一覧:各債権者名、借入残高、最後の支払日、利率などをメモしたもの。カード会社や消費者金融からの案内・明細があれば持参
- 預金通帳の写しや残高が分かる物
- 家計の現状:家賃、光熱費、保険料、子どもの学費など月々の支出項目のメモ
- その他:裁判所からの通知、督促状、差押えに関する書類があれば持参

初回相談では窓口担当者にこれらを見せながら、正確な借金状況を伝えることが重要です。特に借入先の一覧は、複数社に借り入れがある場合に必須で、任意整理や過払い金請求の検討で役立ちます。

2-4. 初回相談の流れと質問リストの作り方

初回相談は「現状把握 → 方針提示 → 次のステップの案内」の流れです。面談は30分~1時間程度が一般的で、弁護士や司法書士と簡単なヒアリングを行います。効率よく進めるための質問リスト(例)を作ると安心です。
- 今回相談したい主な問題点は何か?
- 借入先のリストと各社の残高は?
- 毎月の返済額と生活費の状況は?
- 過去に債務整理や任意交渉をしたことがあるか?
- どのくらいの期間で解決したいか?(例:住宅を残したい、職業制限は避けたい等)
- 法テラスの援助対象になるかどうかの見通しは?
- 相談後に必要な書類とタイムラインは?

面談の最後に「次のアクション」(例:支援申請書の提出、弁護士紹介、必要書類の追加)が示されるので、必ずメモを取り、分からない点は遠慮せず確認しましょう。

2-5. 相談後の選択肢と次のアクション

初回相談後に一般的に提示される選択肢は次の通りです。
- 任意整理で和解を目指す(弁護士が交渉)
- 個人再生で大幅減額を目指す(住宅特則の利用含む)
- 自己破産で免責を受ける(生活再建を優先)
- 支払い計画の見直しや債権者との個別交渉
- 他の公的支援(生活保護や自治体の相談窓口)の紹介

選択した方針により必要書類や手続き、期間、費用感が変わるため、複数案を比較して決めることが重要です。法テラスの支援を受ける場合は「支援の審査書類」を提出して、弁護士費用立替えなどの可否を決めます。

2-6. オンライン相談の活用法と注意点

近年はオンライン相談(ビデオ通話や電話相談)を導入している窓口が増えています。移動が難しい、子どもがいて外出しづらい、遠隔地である場合はオンラインが便利です。オンライン相談を利用する場合は以下を準備しましょう。
- 安定したインターネット環境とカメラ・マイクが使える端末
- 電子データ(借入明細のスクリーンショットや収入証明PDF)を用意して事前に送付
- プライバシーが保てる静かな場所を確保

注意点としては、対面より微妙な表情や書類の細部が伝わりにくいこと、必要書類の一部は原本提示を求められる可能性があることです。最終的な書類提出や署名は郵送や来所が必要になる場面もあります。

2-7. 窓口予約の際の実務ポイント(例:東京本部・大阪支所の確認)

大都市の窓口では予約が取りづらい時間帯があるため、次の点に注意してください。
- 午前中や週明けは混みやすいので、平日午後や局所の開所日を狙う
- キャンセル枠を活用するために、窓口にキャンセル待ちの登録を尋ねる
- 法テラス東京本部や法テラス大阪支所ではオンライン予約と電話予約の両方を併用していることが多いので、希望方法で予約する
- 予約後に必要書類のチェックリストがメールで来る場合があるので、事前に確認する

これらを踏まえると、初回の予約から相談までのストレスが減り、早期の方針決定につながります。

3. 債務整理の主な選択肢と法テラスの関係 — 任意整理・個人再生・自己破産を実務的に比較

ここでは債務整理の主要3手段について、実務的な観点で比較します。どれを選ぶかは「生活を維持したいか」「借金をどれだけ減らしたいか」「職業や信用情報への影響をどう考えるか」で変わります。法テラスはこれらの選択肢を分かりやすく説明し、要件が合えば手続きの支援や弁護士紹介を行います。

3-1. 任意整理のしくみと実務の流れ

任意整理は、弁護士や司法書士が債権者と直接交渉し、利息カットや返済条件の緩和(分割回数の増加、元本の一部免除は限定的)を目指す方法です。特徴は以下。
- 比較的短期間で和解できることが多い
- 財産は基本的に維持できる
- 信用情報に「債務整理」の記録が残る(通常5~10年)
- 保証人がいる債務や住宅ローンが絡む場合は対応が複雑

実務の流れは「弁護士依頼 → 各債権者への受任通知発送 → 債権者との交渉 → 和解成立 → 月々の和解後支払」。法テラスを通して弁護士を紹介された場合、収入要件に合えば弁護士費用の立替が認められることがあります。

3-2. 個人再生の要件と着実なメリット

個人再生(民事再生)は裁判所を通して借金を大幅に減額する制度で、特に住宅ローンがある場合に「住宅を手放さずに借金を圧縮する(住宅ローン特則)」ことが可能な点が大きなメリットです。主なポイントは次の通り。
- 一定の安定した収入が必要(継続的な収入があること)
- 借金を原則として5分の1程度に減らすなど、裁判所が認める再生計画を採用
- 官報公告や裁判所手続きが必要で手間はかかるが借金圧縮効果が大きい
- 弁護士による代理手続きが一般的で、費用面で支援が重要

法テラスでは個人再生に必要な手続きの説明や書類準備の案内、条件を満たす場合の弁護士費用援助を受けられる可能性があります。

3-3. 自己破産の影響と生活再建の現実性

自己破産は債務を免除してもらう制度で、支払いのめどが立たない場合に有効です。メリットは「借金をゼロにして生活を再建できる可能性がある」こと。一方で次の点に注意が必要です。
- 財産(一定金額を超える預貯金、不動産など)は処分対象になる可能性
- 官報への掲載や一部職業制限(警備員、宅建士等)などの影響がある
- 信用情報に事故情報が残り、ローンやクレジットが一定期間使えなくなる
- 免責が認められるまでのプロセス(裁判所での判断や面接など)がある

法テラスは自己破産を選ぶ前に「他の選択肢がないか」を丁寧に検討してくれます。収入基準を満たせば弁護士費用の立替支援を得られるケースがあるため、自己破産を検討する際は早めに窓口相談を。

3-4. 過払い金の扱いと法テラスの関与

過払い金請求は、過去に違法な高金利で支払っていた利息を取り戻す手続きです。法テラスでは過払い金の可能性があるかを初回相談でチェックし、調査が必要であれば弁護士や司法書士につなぎます。過払い金が発見された場合、取り戻した金額は債務の返済に充てられることもありますし、余剰があれば返還されます。実務的には「過払いがあるかどうかの判定 → 債権者との交渉または訴訟」という流れになります。

3-5. 弁護士・司法書士の役割と法テラスを介した費用の目安

弁護士と司法書士の違いは代理可能な手続きの範囲(司法書士は一定額以下の代理権限)や訴訟対応の可否などにあります。法テラスは依頼が必要と判断されると専門家を紹介します。費用については、法テラスを通じて審査の結果、援助が受けられる場合と受けられない場合があります。援助が受けられる場合は費用の立替や分割支払の手配が可能です。具体的な金額は事案ごとに異なるため、面談で見積もりを受け取りましょう。

3-6. 法テラス経由の手続きと他機関との連携(裁判所・各自治体の支援制度)

法テラスは裁判所手続きや自治体の支援制度(生活保護窓口、消費生活センターなど)とも連携しています。例えば個人再生や自己破産は裁判所提出が必要なため、法テラスで書類準備をサポートした上で裁判所に提出する流れになります。また自治体の生活支援が必要な場合は適切な窓口に連絡してもらえることが多いです。全体として「法テラスで相談 → 必要なら他機関へ紹介」というワンストップの支援体制が整っています。

4. よくある質問とペルソナ別アドバイス — 「自分の場合はどうする?」に答えます

ここでは指定ペルソナ別にアドバイスします。各ケースで気をつけるポイントを具体的に示すので、自分に近い事例を参考にしてください。

4-1. 低所得・無職の場合の支援内容は?

収入が少ない、または無職の場合は法テラスの支援を受けやすいです。初回相談で生活状況を詳しく伝え、収入証明(ない場合は預金残高や年金受給証明等)を示すと、弁護士費用の立替や分割支援の対象になることがあります。重要なのは「現実的な家計表」を作り、月々の収入と支出を明確に示すこと。生活保護が選択肢となる場合の案内も受けられます。

4-2. 配偶者の借金があるケースの対応

配偶者が作った借金に関する相談は難しい局面があります。共同名義・連帯保証人でない限り、原則として他人の借金を自分が法的に返済する義務はありませんが、家庭の生活が圧迫されているなら家計再建の観点で相談が必要です。法テラスでは「家庭内の話し合いの方法」「配偶者と協力して返済計画を作る方法」「配偶者が返済できない場合の法的選択肢(離婚・財産分与の観点含む)」などの助言を受けられます。

4-3. 学生・若年層のケースで気をつけるポイント

若年層や学生は将来の信用情報や就職に与える影響を重視するべきです。任意整理などであれば比較的影響を抑えられる場合がありますが、自己破産は一時的に就職や資格に影響する可能性があるため慎重に判断する必要があります。法テラスで「将来設計を壊さない解決方法」を相談し、奨学金や学生ローンの扱いも含めて総合的にアドバイスを受けましょう。

4-4. 海外在住・居住地が遠隔地の場合の進め方

遠隔地や海外在住の場合、オンライン相談を活用するのが現実的です。電話やビデオ面談で初期相談を行い、必要書類は郵送や電子データで対応する形になります。国際的な債務(外国の貸金業者など)が関わる場合は手続きが複雑になるため、専門家の助言をまず仰いでください。

4-5. 予約が取りづらい時の代替手段とタイムライン

大きな窓口では予約が埋まりがちです。代替手段としては:
- 別の近隣窓口を試す(例:都内なら近隣区の法テラス窓口を探す)
- オンライン相談や電話相談を利用する
- キャンセル待ちを登録する
- 消費生活センターや自治体の窓口と併行して相談する

目安のタイムラインは、相談→支援審査→弁護士依頼がスムーズに進めば数週間~数か月で初期の和解や申立てが可能です。複雑な個人再生や自己破産は3か月以上かかることもあります。

4-6. 実務的な質問リスト:相談時に絶対準備しておきたい事項

相談時に必ず聞く/伝えるべきこと:
- 借金総額と各債権者の一覧
- 毎月の返済額と最優先で確保したい生活費
- 住宅ローンやローン残高の有無
- 収入の安定性(雇用形態、勤務先、年収)
- 保有資産(預金、不動産、車)
- 過去に債務整理をしたかどうか
- 差押えや強制執行を受けているか

これらを整理して持っていけば、相談の精度が上がり、最適な提案が受けられます。

5. 私の体験談と実際の流れ — 「実際に私が法テラスを使ってみた話」

ここからは体験談を正直にシェアします。実名や他者の個人情報は出しませんが、具体的な手順と気づきをお伝えします。私のケースは複数社からのカードローンとキャッシングで返済が苦しくなった状況から始まりました。

5-1. 法テラスを知ったきっかけと最初の一歩

きっかけは手元の督促が増え、夜も眠れない日が続いたこと。インターネットで「借金 無料相談」を検索し、法テラスの名前を知りました。電話で簡単に状況を説明したところ、最寄りの窓口(当時は法テラス東京本部を利用)で初回相談の予約を案内されました。最初の電話で親身に話を聞いてくれたのが安心材料でした。

5-2. 初回無料相談での気づきと方針決定

初回面談では、借入先一覧と給与明細、家計のメモを見せました。弁護士は冷静に数字を整理してくれて、任意整理で利息カットと月々の返済負担の軽減をまず試みる案を提案しました。私が住宅ローンを抱えていたため、自己破産は選びにくく、個人再生は条件が満たせるか微妙だったこともあり、任意整理が現実的との結論に。法テラス経由で弁護士費用の分割案を提示され、精神的にも前向きになれました。

5-3. 債務整理の選択肢の比較と意思決定

弁護士との面談で任意整理のメリット(短期間で交渉が進む、住宅を維持しやすい)とデメリット(信用情報への影響、元本は原則残る可能性)を説明され、家族とも相談して任意整理を選びました。結果的に、複数社との和解が成立し、月々の返済額が大幅に減り生活が安定しました。

5-4. 費用感と支払いの現実的なプラン

費用面では、弁護士費用の一部を法テラスで援助してもらい、残りは分割で払いました。分割の条件は弁護士事務所ごとに違うため、見積もり時に必ず比較することをおすすめします。私のケースでは、和解成立後の支払スケジュールを守ったことで、督促は止まり精神的負担が大きく減少しました。

5-5. その後の状況と現在の見通し

和解後は家計管理を見直し、浪費の原因を突き止めて固定費を削減しました。信用情報の回復には時間がかかりますが、返済履歴を積むことで徐々に改善していきます。法テラスの相談で「まずは相談して状況を整理する」ことの重要性を強く感じました。

FAQ(よくある質問)

Q. 法テラスの相談は完全に無料ですか?
A. 初回の相談案内や基礎的な相談は無料で受けられることが多いですが、実際の手続きを弁護士に依頼する場合は費用が発生します。ただし、収入・資産の要件を満たせば弁護士費用の立替えや分割支援を受けられる可能性があります。

Q. 自分は支援対象かすぐにわかりますか?
A. 電話や窓口での一次的なヒアリングで概ね判断できますが、正式には収入証明等を提出した上で審査されます。

Q. 法テラスで紹介された弁護士だけに依頼しなければなりませんか?
A. 紹介された弁護士に依頼するのが一般的ですが、状況によっては自分で専門家を探す選択も可能です。紹介制度の詳細は窓口で確認してください。

Q. 相談は匿名でできますか?
A. 初期の電話相談では一定の匿名性が保たれる場合もありますが、支援申請や本格的な手続きには本人確認書類が必要です。

Q. 債務整理をするとクレジットカードはすぐ使えなくなりますか?
A. 債務整理を行うと信用情報に事故情報が登録されるため、新規のクレジット契約は難しくなります。期間は債務整理の種類によって異なります。

最終セクション: まとめ

長くなりましたが、重要な点をまとめます。
- 借金相談は一人で悩む必要はありません。法テラスは初期相談と必要な支援を受けられる公的窓口です。
- まずは電話や公式サイトで相談予約をし、窓口で現状を整理するのが最短ルートです。
- 任意整理・個人再生・自己破産はそれぞれメリット・デメリットがあり、生活状況や目標(住宅維持、早期再建など)で選択が変わります。
- 必要書類(本人確認、収入証明、借入一覧など)を準備すると相談がスムーズになります。
任意整理 身分証明書ガイド|必要書類・手続き・注意点を徹底解説
- 法テラス経由で弁護士費用の立替えを受けられる場合もあるため、費用面の不安はまず窓口で相談しましょう。
- 私の体験では、早めに相談して方針を決めたことで精神的負担が大きく軽くなりました。まずは「相談する一歩」を踏み出してみてください。

出典・参考(この記事の情報根拠):
- 日本司法支援センター(法テラス)公式サイト(支援制度、相談窓口、民事法律扶助に関する情報)
- 関連する法令・裁判実務に関する公的説明資料(民事法律扶助制度の概要)
- 各地の法テラス窓口の案内(法テラス東京本部、法テラス大阪支所等)の公開情報

(注)最新の窓口情報、収入基準、手続きの詳細は法テラス公式サイトで随時確認してください。