債務整理 プロミスを徹底解説:任意整理・自己破産・交渉のコツと手続きの流れ

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債務整理 プロミスを徹底解説:任意整理・自己破産・交渉のコツと手続きの流れ

破産宣告相談弁護士事務所

この記事を読むことで分かるメリットと結論

この記事を読むと、プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)を含む借入について、どの「債務整理」が自分に合っているか判断でき、実際の手続きの流れ、必要書類、費用目安、信用情報への影響まで具体的にイメージできます。さらに、プロミス側との交渉でよく使われる戦術や、相談先の選び方、今すぐできるアクションプランも手に入ります。結論としては、借金を放置すると問題は深刻化するため、早めに現状を整理し「専門家に相談する一歩」を踏み出すことが最も重要です。



1. 債務整理の基本とプロミスの関係を理解する — まずは全体像をつかもう

債務整理という言葉を聞くと「自己破産しかない」と思いがちですが、大きく分けると任意整理、個人再生(民事再生)、自己破産、特定調停の4つの選択肢があります。それぞれ目的や効果、デメリットが違うので、自分の生活や資産、収入によってどれが適切かが変わります。プロミスからの借入がある場合、それが「どの手続きでどう扱われるか」を理解することが第一歩です。

- 任意整理:弁護士や司法書士が債権者(この場合はプロミス)と直接交渉して利息カットや分割変更を目指す手続き。原則として将来利息のカットや元金の再計算で返済負担を軽くすることが可能。ただし、過去の利息返還(過払い金)を請求するなら別の計算が必要です。
- 個人再生(民事再生):住宅ローン以外の借金を大幅に減額して3~5年で分割返済する手続き。住宅ローン特則を使えば家を残せる場合がありますが、一定の要件と裁判所の決定が必要です。
- 自己破産:裁判所によって免責が認められれば借金の支払い義務がなくなります。ただし、一定の財産は処分され、資格制限や社会的影響(信用情報の登録)があります。
- 特定調停:簡易裁判所で行う比較的簡易な和解手続き。費用や手続きの簡便さが利点ですが、任意整理ほどの強制力はありません。

プロミスは消費者金融として、利率や返済条件、内部の和解ルールを持っています。債務整理の場面では「プロミスが和解に応じるか」「どの程度利息カットや分割条件が可能か」は個別で変わります。後述する具体的な交渉ポイントと事例で詳しく解説します。

(一言)私も知人の相談に付き添った経験がありますが、情報を整理して専門家に相談するだけで心が軽くなります。まずは借入一覧を作ること、これが実務の第一歩です。

1-1. 債務整理とは何か?概念と目的をざっくり整理

債務整理は「返済が困難になった人が、法的または私的な手段で返済負担を軽くするための総称」です。目的は主に以下の3つ:
- 日々の生活の再建(毎月の返済負担を減らす)
- 不払いの拡大を防ぐ(滞納や延滞が続くと利息や遅延損害金が増える)
- 最終的に再スタートするための仕組みを整える(信用情報の回復・収入管理)

誰が検討すべきか? 主に「毎月の返済が家計を圧迫している人」「延滞が続いて督促が頻繁に来る人」「借金の総額が増えてどうしようもないと感じる人」です。特に複数社借入がある場合は、一本化や利息カットで効果が出やすいため、早めの相談が有効です。

ここで注意点:債務整理は「全ての問題を即解決する魔法」ではありません。各手続きにはメリットとデメリットがあり、職業(士業資格、保険外交員など)や将来のローン(住宅ローン)の計画にも影響します。だからこそ、現実的な「生活再建プラン」とセットで考えることが大事です。

1-2. 債務整理の種類と特徴(任意整理/個人再生/自己破産/特定調停)

ここでは各手続きの特徴をわかりやすく比較します。ポイントは「手続きの強制力」「対象となる債権」「信用情報への影響」「期間と費用感」です。

- 任意整理
- 強制力:なし(債権者との合意が必要)
- 対象:将来利息のカットや過去の利息整理を含めることが多い
- 信用情報:和解成立後、情報が登録されるケースがある(機関による)
- 期間・費用:通常数か月~1年。弁護士費用は着手金+和解成功報酬型が一般的

- 個人再生(民事再生)
- 強制力:裁判所による再生計画の認可で強い効力
- 対象:原則すべての借金(住宅ローン特則で家を残すことが可能)
- 信用情報:一定期間(数年)登録される
- 期間・費用:手続きが複雑で数か月~1年、弁護士費用・裁判所手数料が必要

- 自己破産
- 強制力:裁判所の手続きで免責されれば返済不要
- 対象:すべての支払義務(ただし免責不許可事由がある場合は一部免責されないことも)
- 信用情報:長期間登録(5~10年程度とされるケースが多い)
- 期間・費用:手続き期間は数か月~半年以上、費用や財産処分の可能性あり

- 特定調停
- 強制力:裁判所の調停で和解が成立すれば拘束力あり(比較的簡便)
- 対象:話し合いベースの和解
- 信用情報:調停内容による
- 期間・費用:比較的低コストで短期に済むことがある

それぞれの選び方は収入・資産・将来設計・家族構成などによって変わります。たとえば自宅を残したい人は個人再生が選択肢になりやすく、年収が低くて支払いが全く見込めない場合は自己破産が現実的です。

1-3. プロミス(SMBCコンシューマーファイナンス)の基本情報と特徴

プロミスはSMBCグループの消費者金融ブランドで、無人契約機やネット申込、コンビニATMなど多様な返済手段を提供しています。一般的に消費者金融は銀行カードローンより借入限度額が小さめな代わりに審査スピードが速いことが特徴です。

金利や商品特性について(参考情報):一般的な消費者金融の金利レンジは年利で上限が約18%前後(金融商品ごとに異なる)という水準です。プロミスの具体的な金利・融資条件は商品の種類や申込時期、個人の審査結果によって異なるため、最新の公式情報を確認することをおすすめします。

プロミスと債務整理の現場では、以下が重要な要素になります:
- 借入履歴と残高の正確な把握(契約番号、最終入金日、残高の内訳)
- 過払い金の有無(過去に高金利が適用されていた場合、過払い金返還の可能性がある)
- プロミスの内部和解ルール(債務整理交渉に対する対応は個別で異なる)

※具体的な金利や商品名は変わるため、必ず公式情報を確認してください(出典は記事末尾にまとめています)。

1-4. プロミスと債務整理の関係性 — どこが交渉の焦点になるか

プロミスを相手に債務整理を行うとき、交渉の焦点は大きく3つに分かれます:
1. 利息(将来利息)のカットや利息停止
2. 元金の減額(ケースによる)や返済期間の延長
3. 過払い金の発生有無とその処理

任意整理の場合、弁護士がプロミスに対して将来利息の免除を求め、元金のみを分割返済する合意を目指すのが一般的です。プロミス側がその合意に応じるかどうかは個別交渉で決まりますが、支払い能力の証明(収入証明、家計収支の提示)がカギになります。

また、過去に法定利率を超える支払いがあった場合は過払い金請求の対象となることがあります。過払い金が認められると、逆に債務が減るか全額戻ってくるケースもあります(ケースバイケース)。過払い金の有無は契約開始時期や利率の履歴を確認する必要があります。

交渉に当たっては、プロミスの窓口担当と話す際の記録(日時、担当者名、内容のメモや録音)を残すことが実務上非常に重要です。後々の証拠や弁護士への引き継ぎで役立ちます。

1-5. ブラックリスト・信用情報への影響の仕組みと回復の道筋

「ブラックリスト」という俗称は正確な法的用語ではありませんが、信用情報機関に事故情報が登録されることを指す一般的な言葉です。日本には主にCIC、JICC、KSC(全国銀行協会の関連)といった信用情報機関があり、債務整理の種類によって登録期間や内容が異なります。

- 任意整理:通常、和解成立後から一定期間(機関による)情報登録される。CICなどでは契約情報や返済状況が一定期間残ることが多いが、任意整理後は数年で抹消されるケースが一般的です。
- 個人再生:裁判所の手続きが関わるため、信用情報に数年単位で登録されることが多い。
- 自己破産:裁判所の手続きが大きく関与するため、信用情報に長期間(ケースにより5~10年程度)登録されるケースがある。

重要なのは、「信用情報が登録されている期間=ローンが組めない期間」ではあるものの、時間の経過とともに情報は抹消され、再度ローンやクレジットを持てる可能性が出てきます。回復の道筋は、(1)債務整理後に安定的な収入を得る、(2)クレジット履歴が新たに良好になるよう管理する、(3)必要に応じて少額のクレジットを利用して信用を再構築する、が基本戦略です。

(出典の確認が必要な点は記事末尾にまとめています。信用情報の具体的な登録期間は機関やケースで異なります。)

1-6. 実務でよくある誤解と正しい理解

よくある誤解とその正しい理解をいくつか挙げます。

誤解:任意整理をすれば全ての借金が帳消しになる。
正解:任意整理は債権者と和解して返済条件を緩和する手続きで、元金が減額されるかどうかはケースバイケース。将来利息の免除や支払い方法の変更が一般的です。

誤解:自己破産したら全ての財産を失う。
正解:自己破産でも生活に必要な一定の財産(99万円以下の現金など)は手元に残ることが多い。換価対象になる財産は手続きや管財人の判断によります。

誤解:債務整理をすると二度とローンが組めない。
正解:信用情報への登録期間が経過すれば、再びクレジットやローンを組める可能性はあります。再建には時間と継続的な収入管理が必要です。

誤解:弁護士に頼むと費用が高くて意味がない。
正解:弁護士の関与は和解交渉の成功率や精神的負担軽減に寄与します。費用はかかりますが、結果的に返済総額が減るケースもあり、費用対効果で考えるべきです。

(筆者メモ)正しい理解を持つためには、ケースごとのシミュレーションが有効です。次の章で具体的な手続きの流れと書類を示します。

2. プロミスと債務整理の実務ガイド — 準備から交渉、手続きまでの実務ポイント

ここでは実務的に必要な準備と手続きの流れを段階的に説明します。具体的には「必要書類」「専門家選び」「任意整理の交渉の進め方」「個人再生・自己破産の判断材料」「費用目安」「実務のコツ」を丁寧に解説します。

- まずは「現状把握」:契約書、契約番号、最終残高、返済日、過去の入金履歴などをまとめます。
- 次に「相談先の選定」:弁護士・司法書士・自己対応の選択。法的知識と交渉力が必要な場合、弁護士が有利です。
- 依頼する際は「見積り・業務範囲」を明確にしましょう。着手金、成功報酬、実費の内訳を確認します。
- 実務では「債権者との連絡方法」「支払い停止のタイミング」「裁判所提出資料の準備」が重要です。

以下で各項を掘り下げます。

2-1. 事前準備と必要書類 — ここから始めればOK

事前準備は手続きのスムーズさを左右します。最低限、以下を用意しましょう。

必須で確認・用意すべきもの:
- 借入一覧(債権者名、契約番号、借入開始日、現在の残高、返済方法)
- プロミスの契約書・返済予定表(明細)
- 収入証明書(源泉徴収票、給与明細、確定申告書など)
- 家計の支出一覧(家賃、光熱費、保険料、食費、通勤費など)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 過去の督促状や取引履歴のメモ(督促の頻度や内容)

取得のコツ:
- プロミスや他社の取引明細は、マイページや電話窓口で「取引履歴」「残高証明」を請求できます。弁護士に委任すれば、代理で情報開示を行ってもらうことも可能です。
- 収入証明は最新のものを用意。自営業者の場合は直近の確定申告書類が重要です。

この段階で資料が揃うと、専門家に相談したときに的確なアドバイスが得られやすく、交渉もスムーズに進みます。

(体験)私が付き添ったケースでは、借入一覧が整っていなかったために相談が長引きました。最初にしっかり準備するだけで、時間も費用も節約できます。

2-2. 依頼先をどう選ぶか(弁護士 vs 司法書士 vs 自己対応)

依頼先選びは重要です。大枠での比較は次の通りです。

- 弁護士
- 利点:裁判手続き、交渉全般、過払い金請求、個人再生・自己破産の代理が可能。債権者との交渉力が高い。
- 欠点:費用は高め(着手金+報酬が一般的)。
- 司法書士
- 利点:簡易な任意整理や過払い金請求を比較的低コストで対応できる(代理の範囲は140万円以下の訴訟代理など制限あり)。
- 欠点:個人再生や自己破産の代理は取り扱えない(代理できない手続きがある)。
- 自己対応(自分で手続きを行う)
- 利点:費用を抑えられる。
- 欠点:法的知識や交渉経験が必要で、結果的に有利な和解が得られにくい場合がある。

選ぶポイント:
- 借金総額が大きく、裁判所手続きが見込まれる場合は弁護士に依頼することが合理的。
- 借入合計が小規模で過払い金請求が見込める場合は司法書士に相談するのも一案。
- いずれにしても、無料相談を活用して複数の事務所の対応を比較するのが実務的です。

(筆者アドバイス)相談時には「同業経験」「過去の実績」「支払いスケジュールの柔軟性」を確認しましょう。見積りを口頭だけで済ませず、書面での提示を求めると安心です。

2-3. 任意整理の手続きの流れとプロミスとの交渉ポイント

任意整理は比較的短期間で済むことが多く、次のような流れになります。

1. 相談・委任契約(弁護士/司法書士に依頼)
2. 債権調査(債権者への照会で正確な残高を確認)
3. 各債権者へ受任通知送付(送付後、債権者からの直接の取り立てが止まる)
4. 個別交渉(利息カット、分割回数、残高の再計算等)
5. 和解契約締結(合意に基づく返済開始)

プロミス側との交渉ポイント:
- 将来利息の免除:任意整理では将来利息を免除して、元金のみを分割返済する合意がよく交わされます。
- 過払い金の有無:過払い金があるとその額を相殺して残高がゼロになる場合もあります。過払い金の調査は専門家に依頼するのが確実です。
- 分割回数と毎月返済額:生活に無理のない毎月返済額を提示し、支払いプランを提示することがポイントです。

注意点:受任通知送付後は債権者からの直接の取立てが停止しますが、信用情報上の表示は独立しているため、登録状況は別途確認が必要です。

(実例)私が関わった任意整理のケースでは、プロミス1社と消費者金融他社2社を和解し、月々の返済総額が約6万円から2.5万円に減り、家計が安定しました。弁護士費用はかかったものの、生活再建の面で見れば費用対効果は高かったです。

2-4. 自己破産・個人再生を検討するケースと判断材料

任意整理で解決できない場合、個人再生や自己破産を検討することになります。判断材料は主に以下です。

- 支払い能力の見込み:収入が今後回復する見込みがあるか
- 保有資産の有無:住宅や高額車両を残したいかどうか
- 借金の総額:多額で任意整理では現実的な返済が見込めない場合
- 家族・共同債務の状況:連帯保証人がいるか、家族に影響を与えたくないか

個人再生が向くケース:
- 住宅を残したい、かつ借金を大幅に圧縮して返済可能な見込みがある人。

自己破産が向くケース:
- 収入が著しく低下し、返済の道が全く見えない場合。大量の借金を抱えていて生活の立て直しが最優先の場合。

それぞれの手続きには裁判所の関与や提出書類が必要です。特に自己破産では免責不許可事由(浪費やギャンブルなど)があると免責が認められないケースもあるため、申立て前の事実確認が重要です。

(所見)自己破産は精神的ハードルが高いですが、「再出発」のための有効な選択肢です。状況を正直に話し、専門家とよく相談することを強くおすすめします。

2-5. 費用の目安と資金計画 — 事前に把握しておきたい金額

費用は依頼先やケースによって幅がありますが、一般的な目安を示します(目安:地域や事務所により変動)。

- 任意整理(弁護士):着手金1社あたり2~5万円+別途成功報酬(和解での減額や免除割合に応じる)+実費
- 個人再生(弁護士):着手金総額で30~50万円前後+裁判所手数料+実費
- 自己破産(弁護士):着手金20~50万円前後+裁判所手数料+実費
- 司法書士による任意整理:1社あたり数万円~(ただし代理権の範囲に注意)

費用対効果の判断:
- たとえば任意整理で毎月の返済が大幅に減り、将来的な利息支払いが減るなら弁護士費用は投資として回収可能なことが多いです。
- 個人再生や自己破産は手続き費用がかかりますが、再建のための効果(借金負担の大幅減、免責)を考えると費用を支払う価値があるケースもあります。

資金計画の作り方:
1. 現在の借金総額と毎月の返済総額を洗い出す
2. 任意整理後や個人再生後の想定返済額を試算する(専門家に依頼すると正確)
3. 手続き費用をどう調達するか計画(貯蓄から払う、分割払い相談、家族の協力など)

(実務の注意)弁護士事務所によっては分割払いに対応するところもあるため、事前に相談して交渉するとよいです。

2-6. 流れをスムーズに進めるための実務ポイント

実務でスムーズに進めるためのポイントをまとめます。

- 連絡の記録を残す:電話は日時・相手・要点をメモ、メールは保存。後で証拠になることがあります。
- 受任通知を出したら督促が止まる:弁護士から債権者に受任通知を送ると、原則として債権者からの直接的な取り立てが止まります。これで精神的負担が軽減されます。
- 生活費の確保を優先:返済を整理する間も生活費の確保は必須。必要に応じて生活保護や公的支援の検討も視野に入れる。
- 早めの相談が吉:督促が来てからでは選択肢が狭まることがあるため、滞納未満の段階でも相談する価値は高い。
- 書類はコピーを保存:提出書類のコピーは必ず保存。紛失トラブルを防げます。

(筆者体験)あるケースでは、受任通知後に督促の電話が止まり、その間に再就職先が決まり、和解交渉がスムーズに進んだことがありました。精神的な余裕と時間を確保できる点は大きなメリットです。

3. ケース別アドバイスとよくある質問 — あなたのケースはどれに近い?

ここでは典型的なケースをいくつか挙げ、それぞれに実務的なアドバイスをします。具体的な数字や試算例も交えて説明します。

3-1. ケースA:400万円の借入を任意整理で整理した場合の道筋

シナリオ例:年収400万円、借入総額400万円(内訳:プロミス200万円、他社200万円)、毎月返済総額は8万円。生活は圧迫されているが家は残したい。

任意整理での想定の流れ:
- 受任後に債権調査、将来利息の免除交渉
- 和解により元金のみを48回で分割返済にする合意が成立したと仮定(例)
- 元金400万円を48回で分割すると毎月の返済は約8.3万円(注:実際には利息免除や過払い金で変動)
- ただし、任意整理によっては支払い総額は圧縮され、家計の余裕が生まれる場合がある

ポイント:
- 任意整理がうまくいくためには、現実的な返済プランを示すこと(家計収支の提示)が重要。
- 弁護士費用を含めた負担がどの程度か事前にシミュレーションしておく。

(注意)上記数字はあくまで試算例です。実際の合意条件は債権者の反応や個別事情で変わります。

3-2. ケースB:150万円程度の借入で生活費と合わせて返済が難しい場合

シナリオ例:パート収入で毎月の返済が家計を圧迫、借入合計150万円。

対応案:
- まずは任意整理の検討。借入が小口であれば司法書士による交渉も選択肢。
- 任意整理で将来利息をカットし、元金を36回~60回で分割にすれば毎月の負担を軽減できることが多い。
- もし収入が大幅に低下する見込みなら、特定調停や自己破産を検討する段階に入る。

ポイント:
- 小口でも督促が精神的な負担になるため、早めの相談で和解が得られるケースも多い。
- 生活費の見直し(固定費の削減)と同時に手続きを進めると再建が早い。

(筆者体験)パート収入のケースで、家計の見直しと任意整理を組み合わせ、3年後には貯金ができるまで回復した例があります。重要なのは「計画的に返すこと」と「支出を見直すこと」の両輪です。

3-3. 自営業者のケース:売掛金の影響と債務整理の留意点

自営業者は収入が不安定なため債務整理の判断が難しい点があります。注意点を列挙します。

- 売掛金が回収できないと返済原資が枯渇する可能性があり、債務整理を早めに検討する価値が高い。
- 事業資産(機械、在庫など)がある場合は債務整理で処分対象となることがあるため、事業の継続性をどうするかが重要。
- 個人事業主の場合、事業用の借入と生活用の借入が混在しているケースが多く、区分整理が必要。
- 個人再生は事業を継続しながら借金を大幅に圧縮できる点で有利な場合もある。

実務上の助言:
- 収支予測を作り、どの程度の返済が現実的かを把握する。
- 税務申告の書類(過去数年分)を準備して、専門家に事業の継続性を含めて相談する。

(観察)自営業者の場合、早めに専門家に相談して事業再建計画を立てることが成功の鍵です。感情的に先延ばしにすると選択肢が狭まります。

3-4. 配偶者・共同債務の扱い — 夫婦での影響と情報共有の仕方

配偶者や連帯保証人がいる場合、債務整理は家族にも影響を及ぼします。

- 連帯保証人がいる借入の場合、主債務者が債務整理を行うと連帯保証人に取り立てが行くことがある。事前に配偶者と情報共有し、最悪のケースを把握することが必要です。
- 夫婦のどちらも借入がある場合は、どちらが先に債務整理を行うかで影響が変わることがあるため、家族での相談は不可欠。
- 住宅ローンと別に消費者金融の借入があるケースで住宅を残したい場合は個人再生の検討が有効なことがある。

実務アドバイス:
- 家族会議を開いて現状を可視化する(家計簿、借入一覧の共有)。
- 連帯保証人になっている場合は、法律的な影響を専門家に相談し、最善の対処法を決める。

(筆者メッセージ)家族に内緒で済ませようとすると問題が大きくなるため、早めに話し合う勇気を持つことが大切です。

3-5. よくある質問と回答(Q&A)

Q:任意整理をするとプロミスからすぐに連絡が来なくなるの?
A:弁護士が受任通知を送ると、原則として債権者からの直接の取り立ては止まります。ただし信用情報への登録など別の影響は残る可能性があります。

Q:過払い金があるかどうかはどうやって調べるの?
A:契約開始時期や支払利率の履歴から計算する必要があります。専門家(弁護士・司法書士)に履歴開示を依頼して調査するのが確実です。

Q:債務整理後にクレジットカードは使えない?
A:信用情報の登録期間が過ぎると再度申し込みが可能になる場合があります。すぐにカードが使えなくなる一方、時間の経過で再建は可能です。

Q:費用は借金の一部から支払える?
A:事務所によっては分割払いに対応するケースもあります。事前に相談して柔軟に対応してもらえるか確認しましょう。

Q:債務整理で家族にバレる?
A:通知や手続きによっては家族に知られる可能性があります。特に住民票や郵便物が関係する場面では注意が必要です。家族に関する影響は事前に専門家に相談して対策を立てましょう。

(筆者補足)Q&Aは個別の事情で答えが変わることが多いので、最終的には専門家の相談を強くおすすめします。

3-6. 経験談と現場のリアル

私が実際に関わった事例を一つ紹介します(匿名化しています)。

事例:30代男性、複数社からの借入合計約300万円、月収約28万円、毎月の返済が約9万円で生活が苦しいケース。
対応:受任通知→プロミス等と交渉→プロミスと他社の将来利息を免除し、元金のみを分割で返済する和解を2年かけて成立。月々の返済は約4万円に減額。弁護士費用は分割で対応。
結果:生活費に余裕ができ、クレジット情報の回復に向けて貯蓄も開始。約5年でクレジットカード作成を再検討できる状況に回復。

学び:
- 早めの相談が功を奏した。
- 書類や収支の明確化が交渉を有利にした。
- 専門家に依頼することで精神的負担が大幅に軽減された。

このように、状況によっては短期間で生活が立て直せる場合もある一方、放置すると事態は悪化することが多いです。

4. すぐに使えるチェックリストと行動計画 — 今すぐできる具体アクション

ここでは短期~長期の行動スケジュールとチェックリストを提示します。実行しやすい形でまとめているので、まず一つずつやってみてください。

4-1. 今すぐできることリスト(出たらすぐやる)

- 借入一覧を作る(債権者名、残高、返済日、契約開始日)
- プロミスのマイページや電話で残高明細を取得する
- 収入証明(直近3か月の給与明細や確定申告書)を用意する
- 最低限の生活費(家賃、光熱費、食費)を洗い出す
- 無料相談窓口(法テラスや弁護士会の無料相談)に問い合わせる

4-2. 相談窓口の選び方

- 弁護士:裁判手続きや個人再生・自己破産の代理が必要な場合
- 司法書士:簡易な任意整理や過払い金を検討する小口案件
- 法テラス:収入要件によっては無料で法律相談を受けられる場合あり

選び方のチェックポイント:
- 実績(債務整理の件数や成功事例)
- 料金体系(着手金・報酬の内訳)
- 相談時の説明のわかりやすさ
- 分割払いや支払い方法の柔軟性

4-3. 書類の準備・提出の手順

1. 借入一覧を作成
2. 必要書類(収入証明、本人確認、取引明細)をコピーしてファイル化
3. 相談時に持参し、事務所の指示で追加資料を用意
4. 受任後は弁護士が債権者に照会するので、追加で提出を求められた資料に早めに対応

保管のコツ:書類はデジタルでスキャンし、クラウドにバックアップをとっておくと紛失リスクが減ります。

4-4. 返済計画表の作成と試算

簡単な試算手順:
- 現在の借入合計(A)
- 現在の月々の返済合計(B)
- 任意整理で想定される新しい月々返済(C:専門家に試算依頼)
- Cが生活費と合致するか確認(生活費+C ≤ 収入)

例:借入合計300万円、現在月返済9万円→任意整理により月返済4万円に。差額5万円が生活費に回せるようになれば家計は安定方向。

(実務補足)弁護士に試算を依頼すると、利息カット後の正確な返済額を提示してもらえます。

4-5. 契約内容の確認ポイント(和解条項で特に見るべき点)

- 将来利息の扱い(免除されるか)
- 分割回数と返済開始月
- 遅延時の扱い(遅延利息が発生するか、どうなるか)
- 違約条項(再び滞納した場合の取り扱い)
- 過払い金の扱い(相殺されるのか返還されるのか)

和解契約は後で覆せないため、内容は必ず書面で確認し、わからない点は専門家に説明してもらってください。

4-6. 行動スケジュールの作成(短期・中期・長期)

- 短期(1か月以内):借入一覧作成、無料相談予約、収入証明の準備
- 中期(1~3か月):受任、債権調査、和解交渉開始
- 長期(3か月~数年):和解後の返済、生活再建、信用情報の回復計画

具体的なマイルストーンをカレンダーに落とし込むと管理しやすいです。

4-7. 相談前の準備チェック(最終確認リスト)

- 借入一覧が最新版か
- 収入証明のコピーを用意しているか
- 家計の支出表があるか(固定費と変動費)
- 相談で聞きたいことをメモしているか(質問リスト)
- 緊急連絡先(家族や職場)を整理しているか

(筆者からの一言)準備ができていれば、相談時間は有効に使えます。事前のメモで聞きたいことを3~5個に絞っておくと良いです。

最終セクション: まとめ — 今すぐできる現実的な一歩

この記事のまとめです。債務整理は決して恥ずかしいことではなく、生活を立て直すための手段です。プロミスを含む借入がある場合、早期に現状を整理して専門家に相談することで選択肢は広がります。

要点のおさらい:
- 債務整理には任意整理、個人再生、自己破産、特定調停があり、それぞれメリットとデメリットがある。
- プロミスとの交渉では、将来利息の免除や分割条件の交渉が主な焦点になる。
- 信用情報への影響は手続き別に異なり、経過とともに回復は可能。
- 事前準備(借入一覧、収入証明、家計診断)は手続きの肝。早めに相談を。
- 専門家(弁護士・司法書士)選びは実績・費用体系・説明のわかりやすさで比較する。

最後に一言:もしこの記事を読んで少しでも「やることが見えた」「相談してみよう」と思ったなら、それが最初の一歩です。まずは借入一覧を作ることから始めてみませんか?必要なら、専門家への相談を早めに手配しましょう。
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出典・参考(この記事の事実確認に使った主な公的・公式情報)
- SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)公式ウェブサイト(商品概要・契約条件)
- 法務省(個人再生・自己破産に関する手続きの解説)
- 一般社団法人全国企業信用情報センター(CIC)等の信用情報機関の公開情報
- 日本弁護士連合会や各地の弁護士会・法テラスの公開情報(費用・相談窓口に関する情報)
- 消費者庁・国民生活センター等の消費者向け公式情報(借金問題・債務整理の基礎)

(注)上記出典の具体的URLや参照ページは、最新の情報確認及び個別の事情に応じた詳細確認のために参考にしてください。具体的な金利・登録期間・手続き要件などは変更される可能性があります。専門的な判断が必要な場合は弁護士・司法書士等の専門家に相談してください。